テニスっていうスポーツは、先のヤリサー事件のサークルにも上がるように、

スポーツとしては色物っていう見方をされることが多い


ことに、野球とかサッカーとかバスケとかバレーとか、

所謂スポコンモノの表題となるようなメジャーな球技に比べると、

日本では特にイロモノ感が強い




でも、


テニスっていうのは、見かけよりもかなり重度な運動量だし高度な運動能力を求められるスポーツだと弁解しておく


みんな飛んでくるボールに対して、ラケットで打てばいいスポーツだと思っていることが多い

しかも力いっぱい打てばいいと思っている

そういう奴に限って、アウトどころかテニスコートの敷地から場外に飛び出すほどのホームランを放つ


テニスのことを分かってない奴は、大抵、

「テニスなんか腕の力だけで出来る」と思い込んでいる

でも、テニスは見かけよりも、身体全体を使って行うスポーツだ

寧ろ、腕の力だけでやるやつはコントロールが出来ない

テニスの打球のコントロールは身体全体、特に肩・胸・腰・足を使う

腕力は関係ない言っても過言ではない

ラケット球技をやったことのない人は、往々にして、

テニスのラケットのグリップを短く持つ人が多い

でも、テニスのラケットも野球のバットと同じで、

グリップを長く持つ事によって、力が入れ易くなってラケットを安定して握れる

グリップを短く持つと、打ちやすいと思いきや逆で、全く以って打ちづらくなる

ラケットの面に打球が当たった時の衝撃がグリップを短く持つと、面から伝わる衝撃が分散されて打ち返した打球のコントロールがきかなくなる

グリップエンド近くで長く持てば、衝撃をうまく吸収してブレることがなくなる


ウィンブルドンが開幕になったり、錦織圭の躍進が話題となってはいるけど、テニスの浸透度はひくい

TVでの放送もすくないし

でも、TVやニュースでやってるプロの試合を見てみれば、棒立ちでラケットを振っている選手なんていないのが分かるだろう


だからテニスはおもしろい


たとえ、いくら腕力が強くても、サッカーなどで活躍するような運動神経がいい人であっても、

単純にうまく出来ないところ

むずかしいスポーツでもある

ことに、バドミントンやテニス、卓球などのラケット球技は、野球、サッカー、等などに比べて

あまく見られがちだけど、

ラケット競技はそんなに簡単じゃない


のめり込むほどおもしろくなる


テニスなら、打球にも種類があって、打球にかかる回転があって、それらを組み合わせることで戦術が成る

運動力の他に戦術性を求められる

極めて高等な球技といってもいい


フォームも人によって違うし


俺も自分のフォームをテニスクラブのコーチと研究して作った


高校時代の俺は、ボールと自分の距離感を取るのが苦手だった
また、手のリーチが短くて多くの打点で打てなかった

だから俺のフォームはバウンドしたボールがバウンドから落ちるまでに極力足で追いついて、
ボールを自分に引きつけてから、自分の身体に近いところで打点を取るようなフォームになった
また、反応の遅さからフォアハンドの時はラケットのテイクバックを早め+省略した
ラケットをガトツのように引き込んだ構えになっていった
これがなかなか打ちやすかった




俺はスポーツならドンと来い的な奴がテニスをやってうまくコントロール出来てないところを見ると、
嬉しくて楽しい!

でも、やっぱりテニスはそういう知識や技術を求められるスポーツなだけに、

やる場所も人も限られてくる

だから浸透率が低いんだと思う

そこは困ったところだ