今週末にNoosaというブリスベンから北に電車とバスで4時間くらいの小さなリゾート地に泊りがけで行こうって計画した。
参加者は同じ札幌のエージェントから来てる友達で、
ブリスベンから俺ともう一人、
マルチドールから二人の計4人で行こうって話をしていたんだけど、
バッパー予約したって言ったら、
マルチドールの奴等が、
「ヌーサは田舎で何もないから、何もすることがないし、俺たち住んでるところ近いから泊まらなくていい」と言い出した。

(`□´)コラッ!
喧嘩売ってんのか!

確かにマルチドールはサンシャインコーストというブリスベンの北にある地域で、
ヌーサとブリスベンのちょうど間くらいにある小さな町だ。

マルチとヌーサ間はバスで一時間程度で本数もそこそこ頻繁で夜に帰れるかも知れない。

しかし、ブリスベンから行く俺たちには、ヌーサからブリスまで帰るのに4時間以上かかるし、終電は夕方に終わってしまう。
こちらから朝に出て、昼過ぎにヌーサに着いても、現地滞在時間が2時間程度で終電を掴まなければならなくなるのだ。

だから、安いバッパーに一泊することにしたのに、
予約してから、文句言う。

これだから自分で行動しない若者は困る。

ヌーサには同じエージェントから来てる子が二人いて、一人はすでに現地のレストランで働いていて、日曜が定休日なので会おうという連絡をしている。



けれど、マルチの奴らは、本当にガキというか、自分の意見がないくせに文句たれるというか。
迷惑極まりない。


けど俺がムカついてるのはそれだけじゃない!


そいつらは近いくせにヌーサにはまだ行ったことがない。
そのくせ、「ヌーサには何もないから、何もすることがなくてヒマだ」などと言い腐っている。

そいつはこっちに来てから酒を煽り飲んでいるクソ馬鹿野郎だ。

何しにオーストラリアに来てんだ!
日本に比べたら、ここは本当に何もないところだ。
田舎だろうが都会だろうが関係ない。
物価は高いし、仕事もするなら日本の方が断然しやすい、 食べ物も決して美味いとは言い難い、
酒だって高い、寒い、など苦言を呈すればきりがないが、
日本の方が暮らしやすいのは間違いない。

そんなところに来て、
「何もないから、何も出来ない、ヒマ」なんて、
今すぐ日本に帰れ。


何もないから、何も出来ないと思うのは、そこに何があるのか知らないから、
そこに何があるか知らないなら調べればいい。
調べてないのに、何も出来ないなんていうのは、そいつに何もやる気がないからだ。
何も知らないやつが、何も出来ないというのは、それは単なる無知だ。
しかし、無知でも知りたいと思ったり、何かを見つける意思があれば、
それを見つけることが出来る。
それでも何もしないやつは、単なる愚か者だ。

まだ学生だからとか言って、何も得ずに留学が終わったら、あいつらはただのクズだ。
オーストラリアはもちろん、日本でだって使いものにならない。


どこに行こうとも同じことで、
何もないところに行っても何かを見つけることも出来るし、楽しむことが出来る。
逆に物がありふれているところに来れば、何だって出来るかもしれないが、
結局は同じことで、やることが多すぎて時間に追われる。
結果、何も出来ないのと同じなんだ。


この話とは関係があるかは分からないが、
せっかく異国の地に来てるんだし、もっと現地を楽しまなきゃと思う。
よく、ダーウィンやケアンズに旅行に行った人たちが
あっちには何にもないと言う。
俺はそんなことはないと思う。
彼らは何を求めて旅行に行ってるんだろう?
航空券が安かったから特に何も調べずに行ってみただけなら、
それはその旅行先に何もなかったんじゃなく、ただ単に下調べができていないだけである。

俺の場合は、もともとラウンドすることが夢だったから、色んなガイドブックや写真集を日本で見てきていたけれど、「いつかこんなところ行きたいね」ではなく、
「俺は絶対ここに行って、これ見る!」って決め込んでいた。
Google Earthやネットのマップや写真共有技術の進歩によって、僕たちはどこに居ても、地球の裏側まで旅行をするのが容易になったと言えるだろう。
しかし、そんなんじゃ旅の本当の感動を味わうことが出来ない。
写真を見て、行った気になってるだけのやつは特に。どこにも行くことなく、その感動を知ることは一生ない。

いくらいろんな写真を見たり、ガイドブックを見ても、実際に現地に行って感じる感動は、計り知れない。
それが旅っていうものを楽しむ醍醐味だと、僕は思う。
何も知らないで、何もない、楽しくないなんていうのは、お門違いも甚だしい。

よく旅行慣れした人がいうことだけど、
ツアーで行くより、自分で調べて計画した方が楽しいというのは、的を得ている。
自分で調べないで楽しませてもらおうと思ってる受身体質のつまらない人は、
是非お金を払ってツアーに参加することをお勧めする。

それでもお金使いたくないって人は、
今すぐ日本に帰れ。
こっちに来たからには、「save money」なんて腐ったこと言ってないで、金を使って楽しみを買えばいい。
Save moneyするなら酒を飲むなんて、どこでも出来る、非常につまらない金の使い方をするより、
一度の旅行に秘められた、一生ものの感動や、誰かと一緒に過ごすその特別な瞬間に 気を回した方がいい。