日曜日に久々に本屋にいって
満身創痍な心持で店頭に並んだ自己啓発本みたいなブ厚い本を手にとって読んでいた
それでまぁ
それを買って二日で読み進めていくと、
あ、その本は『男の条件』とかっていう本
で、読み進めていくと、
共感できるところもあれば、反感を抱くところもある
俺も昔は向上心の塊だったような時期があったけど
最近は独りよがりな向上心や上昇志向とか成功だけを目指す人生とか
そんなものはどうだっていいと思うようになった
オーストラリアでの生活によって得られたものが多く根付いているからだろう
日本の経済界で生き抜いてきたお偉いさんとかが若者に自分の話を説いて、聞かせ伏せていくような内容の本を自分が買ったもんだけど、
なんだか精神状態の悪いときの出会いだから弱点をつかれたような気持ちだ
男の条件・・・・
それはひたむきに成功を目指すもの、
誰よりも金を生み出すこと
とまでは書いてはいないけれど
お堅いイメージではある
最近、僕が付き合いを始めたコミュニティがある
それに参加するというか行くきっかけになったのは、
今気になってる子がその飲み会によく行っているからだというだけで、
彼女に誘われなければ、僕は自主的には行かないだろう
俺には彼女がそこで高収入の男でもゲットしたいから行ってるのかと内心思ってる節がある
まぁ、単純に仲のいい人たちの飲み会に地方からそういう人を呼んだりしているのかもしれないけど
俺は彼女と遊べるなら何でもいいんだよな
彼女が俺の視界に入るなら
仕事の話とか
向上心の話とか
そんな話は俺にはどうでもいい
いい話をきけるし刺激にはなるけど、
そういう話を聞く中で、
自分がそういう上昇志向の人たちの中に埋もれて
自分を見失いそうになる
いついつまでに何々する
期限を決めることは大事だ
でも期限に追われるのは、
結果的に時間に追われ窮屈なストレス社会に埋め尽くされるのと同じだ
夢は自分主導で叶えるもの
夢が義務になったら夢でなくなる
夢は追いかけて楽しいものだから
夢に追われるのは苦しくなる
女の子のお尻は追いかけていた方が楽しいのと同じように
夢に追われるのは、夢を見失うのと同じこと
それは自分の軸をへし折るのと同じこと
人は人
俺は俺
あの子はあの子
あの子が望むならそういう男になろうとはするけど、
自分が自然体でいれない相手なんか、一緒にいて疲れるだけだ
いや、疲れてはいないけど
疲れてもいいのは一緒にいて楽しすぎて笑い疲れするのは全然いいことだけどね!!!
こんなにフラフラ行き当たりばっかりな人生をやっていても
曲りなりにも、俺は自分の最強の武器が何なのかを理解してるんだ
それは、向上心でも上昇志向でも金を稼げる能力でもない
この自己啓発本に言わせれば、そんなの男の条件ではないという形になるかもしれない
しかも、その武器は俺だけが持ってる固有のものではない
寧ろ、誰しもが持っている
それを武器としてカウントできるかどうかだけど
でもこの武器は人を殺さないし、人を生かし、人の気持ちに喜びを与えられるかもしれない
ありのままの~
という歌が今年流行った
その通りだ
仕事でも恋愛でも友人関係でも
ありのままの自分を曝け出せないような環境は所詮ストレス環境に他ならない
かっこつけて
型にハマって
肩が痛くなるのは
自然体でいれないのは
本当に信頼を寄せる人たちにも失礼に当たると思う
だから俺は
自分を開いていく
来る者は拒まず
去る者は大事なら追う
俺は、俺に向き合ってくれる全ての人に対して、フラットな関係でいたい
友人でも親友でも恋人でも家族でも同僚でも
俺をもっと知るがいい
この本で一番共感できることは
「大事なものを守るのが男の条件」だと書いてあることくらい
それは俺の真実だ
かっこつけるために着飾っていくのか
それとも
かっこつけるのを捨ててでも大事なものを守るのか
俺なら後者を選ぶ
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